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お祭の神輿用LED配線基板の作製”で作った基板の左下が余っているので、LEDを追加しました。
これで完成したので、FusionPCBに発注するためにガーバーファイルとドリルファイルをKiCadから出力します。その出力の仕方を書いておきます。
FusionPCBの基板発注ページです。
・KiCadのPcbnew のファイルメニューからプロットを選択します。
・プロットダイアログが開きます。左のレイヤーで、F.Cu、B.Cu、F.SilkS、B.SilkS、F.Mask、B.Mask、Edge.Cutsにチェックを付けます。
・基板外形図を添付するようになって、F.Cu、B.Cu、F.SilkS、B.SilkS、F.Mask、B.Maskレイヤーに基板外形が必要かどうかわからないのですが、一応、”すべての他のレイヤーから基板外形レイヤーのデータを除外します”のチェックを外します。
・出力ディレクトリを指定して、プロットボタンをクリックします。
・次にドリルファイルの生成ボタンをクリックして、ドリルファイルを生成します。
・ドリルファイル生成ダイアログが開きます。ドリルユニットを mm にしてからDrill File ボタンをクリックします。ドリルファイルが生成されるので、ダイアログを閉じます。
・プロットダイアログも閉じます。
・そうすると、元のファイル名にレイヤー名が追加されたファイル名とそれぞれの拡張子が付きます。
FusionPCBでは以下のファイルが必要となります。引用します。
3. Gerber file requirements:
The following layers are needed:
Top Layer: pcbname.GTL
Bottom Layer: pcbname.GBL
Solder Mask Top: pcbname.GTS
Solder Mask Bottom: pcbname.GBS
Silk Top: pcbname.GTO
Silk Bottom: pcbname.GBO
Drill Drawing: pcbname.TXT
Board Outline:pcbname.GML/GKO
Note:
The Gerber file must be RS-274x format.
・私はファイル名を一意にするために、英字+番号のファイル名(基板ファイル名)を付けています。Top LayerからSilk BottomまでのファイルはKiCadの出力するファイル名の拡張子とFusionPCBで要求されるファイルの拡張子は同じです。よって、基板ファイル名に入れ替えます。
・ドリルファイルは、ファイル名 + .drl という名前でしたが、基板ファイル名.txt に拡張子も変更します。
・基板の外形図は、ファイル名 + -Edge_Cuts.gbr という名前でしたが、基板ファイル名.gml に変更します。
・これで終了なので、ZIPファイルに固めて、FusionPCBのサイトからファイルを選択します。
これで、FusionPCBに発注すれば良いと思います。今のところパスしているようです。
06/14/2013 PCB Processing PCB File:D84539_15681_MSC_006.zip passed file examination.
- 2013年06月15日 04:43 |
- CADツール
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注文してみました
はじめまして
自分も同じようにKiCADで、FusionPCBに注文してみました。
仕上がりも大変満足です。
大変参考になりました。
ちなみに、同種面付けは、1つの基板とみなしてくれるようです。
今回は、同種の16面付けで発注しました。
- 2015/01/03(土) 20:02:13 |
- URL |
- しんいち #6W3eumTM
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ありがとうございました。
参考にさせて頂きました。
KiCadとFusionPCBの組合せで約1年程やっております。
KiCadのライブラリの共有サイトがあればいいなと最近思っております。
- 2015/01/27(火) 11:33:47 |
- URL |
- 赤須 #-
- [ 編集 ]
役に立ってて良かったです。
KiCadのライブラリの共有サイトはたしかここにあったはずですね。
https://github.com/KiCad/kicad-library
- 2015/01/27(火) 11:42:16 |
- URL |
- marsee #f1oWVgn2
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