FC2カウンター FPGAの部屋 アンシャープマスキング・フィルタによる Vivado HLS 2014.4 と Vivado HLS 2015.3 の比較

FPGAやCPLDの話題やFPGA用のツールの話題などです。 マニアックです。 日記も書きます。

FPGAの部屋

FPGAの部屋の有用と思われるコンテンツのまとめサイトを作りました。Xilinx ISEの初心者の方には、FPGAリテラシーおよびチュートリアルのページをお勧めいたします。

アンシャープマスキング・フィルタによる Vivado HLS 2014.4 と Vivado HLS 2015.3 の比較

アンシャープマスキング・フィルタのC++ソースコードによって、Vivado HLS 2014.4 とVivado HLS 2015.3 を比較してみた。

まずは、int 型で予め左シフトして小数を整数にして演算するコードで比較する。同じC++ソースコードを使用する。

最初にVivado HLS 2014.4 のC から HDL への合成結果から示す。
unsharp_mask_78_151015.png
クロック周期のTarget が 10 ns のところ Estimated は 8.22 ns だった。

unsharp_mask_78_151015.png
BRAM_18K が 4 個、DSP48E が 18 個、FF が 1462 個、LUT が 1849 個だった。
Analysis を見るとステート数は32 ステートだった。

次に、Vivado HLS 2015.3 のC から HDL への合成結果を示す。
unsharp_mask_80_151015.png
クロック周期のTarget が 10 ns のところ Estimated は 10.08 ns で、エラーになっている。

unsharp_mask_81_151015.png
BRAM_18K が 2 個、DSP48E が 18 個、FF が 1331 個、LUT が 1575 個だった。Vivado HLS 2014.4 よりも使用リソースは少ない。BRAM も 2 個使用になった。2 ラインしか確保していないので、2 個使用は順当なところだと思う。
Analysis のステート数は 31 ステートだった。

Vivado HLS 2015.3 はステート数も少ないので、もう少しクロック周期の制約を小さな値にしてみる。クロック周期を 8 ns にしてみた。
unsharp_mask_82_151015.png
Estimated は 6.88 ns となった。

unsharp_mask_83_151015.png
BRAM_18K が 2 個、DSP48E が 18 個、FF が 1492 個、LUT が 1575 個だった。FF のみが増えいている。これでもFF、LUT 共にVivado HLS 2014.4 よりも少ない。
Analysis のステート数は 33 ステートだった。


次は、固定小数点型の比較を行う。同じC++ソースコードで比較する。
まずは、Vivado HLS 2014.4 のC から HDL への合成結果から示す。
unsharp_mask_84_151015.png
クロック周期のTarget が 10 ns のところ Estimated は 8.71 ns だった。

unsharp_mask_85_151015.png
BRAM_18K が 4 個、DSP48E が 18 個、FF が 1957 個、LUT が 1993 個だった。
Analysis を見るとステート数は37 ステートだった。

次に、Vivado HLS 2015.3 のC から HDL への合成結果を示す。
unsharp_mask_86_151015.png
クロック周期のTarget が 10 ns のところ Estimated は 10.08 ns で、エラーになっている。

unsharp_mask_87_151015.png
BRAM_18K が 2 個、DSP48E が 18 個、FF が 1603 個、LUT が 1725 個だった。Vivado HLS 2014.4 よりも使用リソースは少ない。やはり、BRAM も 2 個使用になった。
Analysis のステート数は 35 ステートだった。

同様に、Vivado HLS 2015.3 はステート数も少ないので、もう少しクロック周期の制約を小さな値にしてみる。クロック周期を 8 ns にしてみた。
unsharp_mask_88_151015.png
Estimated は 6.65 ns となった。

unsharp_mask_89_151015.png
BRAM_18K が 2 個、DSP48E が 18 個、FF が 2117 個、LUT が 1771 個だった。FF と LUT が増えているが、特に FF の増加が大きい。FF は Vivado HLS 2014.4 よりも多くなった。
Analysis のステート数は 38 ステートだった。

”Vivado HLS 2014.4 vs Vivado HLS 2015.1 vs Vivado HLS 2015.3(AXI4-Stream版ラプラシアンフィルタ IPの比較)”では、Vivado HLS 2015.3 が良かったが、今回は微妙な結果になった。

迷うところではあるが、Vivado HLS 2015.3 を使ってみようかな?と思う。
  1. 2015年10月15日 04:52 |
  2. Vivado HLS
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック URL
http://marsee101.blog19.fc2.com/tb.php/3277-c49a80f6
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)