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ZYBO Z7-20でPcam 5Cを使用する6(Pcam 5Cのカメラ画像を表示できた)”の続き。
前回は、Digilent 社のデモ・プロジェクトで Pcam 5Cのカメラ画像を表示することができた。今回は、Pcam 5Cのカメラ画像をレジスタを設定することで、画像を変更してみた。
なお、参考にしたのは、
Digilent 社のデモ・プロジェクトの OV5640.h と、
Linux のドライバーの ov5640.c だ。
後は、
Interface 2014年11月号の 「第4章 まずは体験! 最新処理画像機能で OV5642 の機能」を紹介しているエンヤ ヒロカズさんの記事だ( 42 ページ)。
まずは、下の写真の様に、Pcam 5Cのカメラを下に垂らした方が使いやすい。
現状では、こうすると、画像は上下が逆になってしまう。
ov5640 のデータシートの 39 ページの 4 image sensor core digital functions 、4.1 mirror and flip を引用する。
pcam_vdma_hdmi アプリケーション・プロジェクトの src フォルダの ov5640 フォルダの OV5640.h を見ると、
{0x3820, 0x46}
になっていた。
これは、vfilp がイネーブルになっている。つまり、上下方向で反転されている。Pcam 5C のシルクの向きとは反対なので、搭載方法をミスったのだろうか?
{0x3820, 0x40}
にすれば、上下反転が直るはず。
こう修正すると上下反転したというか、上下反転が直った。
次に、少し色が薄い気がするので、
Interface 2014年11月号の 「第4章 まずは体験! 最新処理画像機能で OV5642 の機能」の 47 、48 ページの色飽和度を参考にして、0x5001, 0x 5583, 0x5584, 0x5580 のレジスタをいじってみたが、変化は無かった。
Interface 2014年11月号の 「第4章 まずは体験! 最新処理画像機能で OV5642 の機能」の 49、50 ページの「4 - 5 明るさを補正する・・・露出補正」をやってみた。最初、本の通りの値を入れたが、うまく行かない。カメラの型番が違うので、デフォルト値が違うのかも?ということで、レジスタのデフォルト値を読みだして、それを変更したら、露出補正がうまく行った。
まずは、露出補正後のカメラ画像を示す。レースのカーテン越しに外の状況が分かる。室内は暗くなっている。
OV5640.h の修正部分のコードを示す。
normal に戻す。
すると、カメラ画像の外は白飛びしてしまう。
そのときの OV5640.h の修正部分のコードを貼っておく。
{0x5001, 0x03},
// by marsee 2018/01/08
//EV
/*{0x3a0f,0x30}, // more dark
{0x3a10,0x20},
{0x3a1b,0x30},
{0x3a1e,0x20},
{0x3a11,0x88},
{0x3a1f,0x40}*/
{0x3a0f,0x78}, // normal
{0x3a10,0x68},
{0x3a1b,0x78},
{0x3a1e,0x68},
{0x3a11,0xD0},
{0x3a1f,0x40}
- 2018年01月09日 04:22 |
- ZYBO Z7
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